川西まちづくり計画

2020.5改定

1.川西地域の概要と特性

 川西地域は、昭和32年の合併により発足した旧川西村を母体とする地域で、川西村は昭和48年に旧上田市に合併し、旧上田市は平成18年に近隣の町村と合併し新上田市となりました。
 川西地域は、上田市の西北部に位置し、面積33.5k㎡、耕地や集落は標高400m~700mに位置し、人口は約6,700人(2,700世帯)、平均高齢化率は34.4%(最も高い自治会は60.9%)となっています。自治会は、仁古田、岡、浦野、越戸、藤之木、小泉、下室賀、上室賀、ひばりヶ丘、浦野南団地の10自治会です。

<地域の特性>

  1. 周囲を里山に囲まれた平地部には室賀川・浦野川が流れ、その周辺に田園が広がる自然豊かな地域
  2. 東山道に由来する古刹や史跡など歴史的・文化的遺産と室賀温泉などの地域資源を持つ。  
  3. 幹線道路の国道143号線で青木村、県道真田・新田線で筑北村、県道上室賀・坂城停車場線で坂城町につながる。
  4. 農業を基幹産業とし、商業・工業等の店舗・企業が点在。

2.川西地域の発展の方向性

 川西地域の特性としての、豊かな自然、歴史的文化的遺産や温泉などの地域資源を活用するとともに、農業を基幹とした産業振興を行い、住民の力を結集してこの地域のまちづくりを行っていきます。

<まちづくりの基本的方向性>

  1. 地域住民が住みやすい環境づくりを進め、特に子どもや高齢者などが安心して暮らせるまちづくりを目指します。
  2. 森林や河川、田園に囲まれた美しい風景や里山などの自然環境を守る活動を行います。
  3. 史跡や温泉など地域資源の有効活用と、歴史・文化・伝統を守り後世に伝える活動を行います。
  4. 地域住民相互の交流を図り、地域の活力を高める活動を行います。
  5. 農業、商工業その他地域振興に関する支援を行います。

 川西地域のまちづくりの基本的方向性を踏まえて、取り組みの方向性を以下のとおりとします。

<取り組みの方向性>

取り組み項目 内容(方向性)
健康・福祉
  • 交通弱者対策、買い物弱者対策、高齢者対策に関する調査研究
  • 住み慣れた地域で安心して生活できる福祉サービスの調査研究
  • 健康寿命の延伸をめざす活動の支援
防犯、防災
  • 防災意識を高める活動の実施
  • 防犯見守り活動等地域の安心を高める活動の支援
  • 防災、防犯、景観上支障のある空家への目配りや活用の支援
環境保全
  • 地域の景観を守る活動の調査・研究、活動団体への支援
子ども・教育・生涯学習
  • 安心して子育てができる環境の整備への支援
  • 子どもの健全育成に関する活動への支援
  • 住民の生涯学習活動への支援
歴史・文化
  • 地域の伝統文化の保存と継承活動への支援
  • 地域の歴史・文化を伝える活動への支援
農業、商工業の振興
  • 遊休農地に関する調査研究
  • 農業等後継者問題や鳥獣被害問題の調査研究
  • 地域の商店を守る活動(地域で買い物ができる環境)の研究
  • 自然豊かな環境を生かした農山村交流事業に関する支援
  • 都会等からの移住者の受け入れに関する調査研究
  • 地域資源の有効活用に関する調査研究
  • 特産品の開発に関する調査研究
情報発信
  • まちづくり委員会の組織や活動に関する情報の発信